【2018年版】個人の同人サークルが無料でクレジットカード・電子マネー・QRコード決済を導入する方法

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世はまさに大キャッシュレス時代!
コミックマーケット(通称コミケ)や同人イベントにクレジットカード・電子マネー・QRコード決済を個人サークルが導入する方法をまとめました。

記事のまとめ

クレジットカード決済を導入するならSquare(スクエア)

  • Square
    スマホ・タブレットと連携して利用可能なクレジットカードリーダー。
    (初期登録料0円、端末代4980円、決済手数料3.25〜3.95%)

    squareup.com

電子マネー決済を導入するならpCAT for Windows

  • pCAT
    クレジットカード+楽天Edy対応のカードリーダー。
    (初期登録料0円、端末代14800円〜、決済手数料3.5%)

    paw.remise.jp

    ※ 月の売上10万円未満の場合+維持費1000円/月、楽天Edyの利用にはWindowsパソコンが必要と導入ハードルは高め
    ※ SuicaPASMOなどの交通系ICは個人サークル向けの審査がほぼおりない状況

QRコード決済を導入するならPixiv PAY / Kyash(キャッシュ)

  • Pixiv PAY
    コミケ向けのQRコード決済アプリ。
    決済用のQRコードを会計の度に作成する必要があり、やや面倒。
    (初期登録料0円、決済手数料3.6%(2018年12月末まで0円)、売上の振込手数料200円)

    pay.pixiv.net

  • ウォレットアプリ Kyash
    個人間送金ができる決済アプリ。
    品物1つにつき1つのQRコードを使いまわして会計することが可能。
    (初期登録料0円決済手数料0円で利用可能と圧倒的におトク)

    kyash.co

    楽天ペイAirペイは個人サークル向けの審査がほぼおりない状況
    ※ QRコードサービスはどのアプリも購入者がアプリを事前にインストールしておく必要があるのがネック

クレジットカード決済ならSquare

個人でクレジットカード決済を導入する場合はSquare一択です。

squareup.com

  • スマホ・タブレットに連携して使える(要イヤホンジャック)
  • 初期費用はカードリーダー代4980円と圧倒的に安い
  • 維持費用0円、決済手数料のみ(通常3.25%、JCBのみ3.95%)
  • 売上金の振込手数料0円、申請から翌営業日に振込
  • 登録の審査がおりやすい

実際にコミケでSquareを使っているサークルもちらほら見かけます。
類似サービスとしてCoineyもありますが、こちらはSquareに比べて導入ハードルが高めのため参考まで。*1

 

電子マネー決済ならpCAT(楽天Edyのみ)

交通系電子マネー(Suica,PASMOなど)は個人サークルでは導入不可

2013年、サークル「自転車操業」さんがSuica、PASMOなど対応の電子マネー決済をコミケで導入し大きな話題になりました。

www.itmedia.co.jp
しかし、2018年現在はサービス申込の審査が厳しくなり、個人での交通系電子マネーの対応が難しくなっているようです。
(下記、電子マネー対応のサービスはいくつかありますが、小売店舗向けのため個人サークルでの申請はほとんど降りないようです)

電子マネー対応のモバイル決済
  • 楽天ペイ(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済対応)
  • Airペイ(クレジットカード、電子マネー対応)
電子マネー対応の決済端末

電子マネー(楽天Edy)ならpCATで対応可能

pCATを導入すると、電子マネーのうち楽天Edyのみ対応することができます。

paw.remise.jp

実際の運用方法については、コミケでの電子マネー決済に挑戦し続けているサークル「自転車操業」さんの本に詳しいです。
「同人イベントに電子マネーを紛れ込ませる。/第3版 限定復活編」

QRコード決済ならPixiv PAYやKyash

Pixiv Payは同人誌即売会に特化したQRコード決済アプリです。
アプリをインストールするだけで、初期費用0円で利用することができます。
2018年12月末まで決済手数料0円のキャンペーンが行われる一方で、振込手数料200円は必ずかかってくるので注意が必要です。
会計毎にQRコードを発行する使い勝手にも批判があり、まだまだ発展途上のサービスと言えそうです。

sazanami.net

Kyashは個人間の送金ができるアプリです。
品物の価格に応じた請求リンクをQRコード化し、スペースに掲示することでQRコード決済ができます。

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ただしQRコード1つに付き1会計となるため、頒布物が多い場合には不向きです。
また、購入者がKyashをインストールする必要があるため、購入者がどこまで新しいアプリに柔軟に対応できるかもネックです。

kyash.co

まとめ:同人イベントにおけるキャッシュレスの可能性

完全に無料で導入できるのはQRコード決済のPixiv Pay・kyashのみという結果になりました。

  • Square:4980円
  • pCAT:14800円
  • (別途維持費月額1500円(自動継続課金500円+売上10万円未満の場合1000円)
  • Pixiv Pay: 無料
  • kyash: 無料

小規模サークルにはまだまだ導入ハードルが高いため、

  • 高額紙幣が飛び交う大手サークル(壁、シャッター前)でSquare
  • 新刊2〜3種のみ頒布する中規模サークル(誕生日席など)でKyash

を利用するのが利便性も上がっていい感じかなと思います。
依然としてキャッシュレス決済はコミケに浸透していないので、対応することでお客さんに

「おお…!クレカ対応している!!」
「電子マネーで買えるなんて珍しい、買ってみようかな」

と思ってもらえるのが一番のメリットになりそうですね。

*1:

  • Coiney
    独立したクレジットカードリーダーだが、Squareに比べ導入ハードルが高め。
    (初期登録料0円、端末代19800円(売上10万円以上/月で0円)、決済手数料3.24~3.74%)

    coiney.com

    ※ただし、2018年夏〜電子マネー対応予定で利便性向上の可能性あり